1955-06-16 第22回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
またザルプロ注射液製造中の過程を申しますと、日研調剤室において日研従業員が同じく調剤を行なっております。これをやはり両社混合せる従業員が充填、溶閉を行なった後、同じく日研滅菌工場にて今度は杏林従業員が滅菌を行なった後、今度はさらに日研包装室にて両社混合せる従業員がこれを製品化しております。このように全く区別がつかないでおります。
またザルプロ注射液製造中の過程を申しますと、日研調剤室において日研従業員が同じく調剤を行なっております。これをやはり両社混合せる従業員が充填、溶閉を行なった後、同じく日研滅菌工場にて今度は杏林従業員が滅菌を行なった後、今度はさらに日研包装室にて両社混合せる従業員がこれを製品化しております。このように全く区別がつかないでおります。
尚ワクチン即ち家兎化毒の点でありまするが、家兎化毒の注射液製造は牛疫の家兎化毒を接種いたしました兎を、注射前に屠殺いたしましてその腸間膜淋巴腺から注射液を製造するのでありまして、その製造過程におきまして技術の巧拙ということは毒の強さに反比例するというようなことにもなつておりまするので、若し技術がまずかつたならば毒の強さが少くなるというようなこともございまするからして、注射事故が、家兎化毒の注射液の製造法